
「大企業ってどんな感じのところなんだろう?」
「大企業のよくあることを知りたい」
今回はこんなお悩みに回答していきます。
私自身、日系の大企業に3年ほど勤めてましたので、内情は把握しています。その経験を踏まえて今回は大企業あるあるを解説していきます。
【この記事を書いた人】
前半では大企業の定義について解説しつつ、後半では大企業でのあるあるについて解説していきます。
では、さっそくいきましょう!
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大企業とは?

大企業(だいきぎょう)とは中小企業の基準を超える企業。特に、誰でも企業名を知っているようなものは有名企業とも呼ばれる。また、慣例として大手企業(有名企業のうち各業種のトップを占める数社~十数社)・準大手企業(大手と中堅の中間に位置する企業)・中堅企業(大企業に属する会社のうち資本金10億円未満の企業及び中小企業に属する会社のうち資本金1億円以上の企業)に分類される場合がある。
法律で「大企業」そのものが定義されているわけではなく、中小企業基本法第二条で定義された「中小企業」の反対解釈として「大企業」とみなすのが一般的である。
出典:Wikipedia(大企業ページ)
「大企業」と一概に言っても、明確な定義は決まっているわけではないです。基本的には出資額が3億以上で、従業員が300人以上であれば大企業と呼ばれるようになっています。反対の数字だとそれは中小企業に分類される訳です。
おそらく、あなたのイメージ通りです。たくさん社員がいて、その社員に給料をあげることができるような企業のことだと思ってください。
大企業あるある10選

さっそく、大企業でのあるあるを解説していきます。
泥臭い仕事はしない
アウトソーシングが進んだ結果、正社員に残った仕事は会議・稟議書書き・事務作業 #大企業あるある
— じんめん (@Jinmen) August 12, 2011
1つ目は「泥臭い仕事はしない」です。
実際に手を動かすようなテレアポ、コーディング、HP管理などは契約/派遣社員か外注なケースが多いです。
ですので、全体的なスケジュール管理やマネジメント、社内調整はよくやりますが、実際に手を動かして何かをするということはあまりありません。
簡単に言ってしまえば、一番上の上流工程を担当することが多いですね。なので、泥臭く手を動かすスキルが身に付くかというと少し難しくも感じます。
スキルの話については別記事で解説していますので、まだ読んでいないのであればぜひご覧ください。

実力以上の給料がもらえる
端的に言って実力以上に給与をもらってる大多数が大企業の正社員だと思うよ。下手したら損失出してる癖に高い給与を当たり前みたいな顔してもらってる奴いるからね
で、簡単に解雇もできない。そりゃ会社は簡単に給与上げられない。
— 絶対戦士@NJPWに脳内侵略されてる (@z_senshi_net) December 20, 2019
2つ目は、「実力以上の給料がもらえる」です。
私自身、大企業→ベンチャーと転職をしているので、自分の市場価値はイヤというほど突きつけられてきました。
本当に、実力以上に給料をもらっている人が多いです。
ずっと勤めている分にはありがたいですが、転職などを考えている場合は自分の市場価値を正しく理解した方がいいです。早いうちに理解しておかないと、いざ転職しなければならないとなった時に、今以上の年収を求めようとして転職をミスするケースが多いです。
自分の市場価値についてなどは、「転職の思考法」という書籍がかなりおすすめです。別記事でまとめていますので、よろしければご覧ください。



福利厚生が充実している
大企業を否定する人もいるけど私は大企業に転職してよかった。
あらゆる面で仕組化が進んでるし福利厚生や研修制度が充実しててありがたい🍀
人気なだけに優秀で経験豊富な人も揃っており上司や同僚から学ぶことが多い。
そしてこんなとき即時にリモートワーク対応できる体制も非常にありがたい☺️
— Sara@脱OL目指す副業ブロガー (@SARA18olsb) February 27, 2020
3つ目は、「福利厚生が充実している」です。
いや本当に、これでもかっていうぐらい福利厚生が充実していることが多いです。代表的なもので言えば、
- 住宅補助
- 休暇制度
- 健康診断
- 資格補助
とかですかね。
あとはジムが安くなったり、旅行が安くなったり会社によって様々な福利厚生があります。種類が多すぎて、使いきれていないこともしばしばあったりしますが、安心して働ける環境は整っています。
窓際族の部署がある
大企業に入ると使えないおじさんを養う羽目になる話、人によって認識が異なるのは、会社の規模が大きすぎて自社を語るだけで主語デカになってしまうからだと思う。
大企業ともなればいわゆる窓際族を固めておく部署やへたしたら子会社が1つ2つできてしまう。そこに配属になると話の通りになる。
— Miyahan (@miyahancom) February 12, 2020
4つ目は、「窓際族の部署がある」です。
ドラマとかでよく見るかもしれませんが、窓際族の部署って本当にあります。定年間近の仕事ができない人が、まとめて配置されているケースが多いです。
大企業ともなると、部署がかなり細分化されていてたくさんあります。なので、「正直必要あるの?」っていう部署も出てきます。そこに集められているケースが多いですね・・・
会社のビル内ですベて完結する
更に南下して内閣府や首相官邸を通過、アイアールジャパン本社にも立ち寄ってみました。霞ヶ関のど真ん中、各省庁が立ち並ぶ中にありました。同ビル内にはカワニシHDやLIXIL、ロールスロイスなども。1Fには食事処やコンビニも完備。さすが大企業…(小並感 pic.twitter.com/EbJIVcTXP0
— 簾未(すみ) (@sugerless0xpa) August 12, 2019
5つ目は、「会社のビル内ですべて完結する」です。
ビルの中にすべて整っていることが多いです。例えば、
- 食堂
- コンビニ
- 病院
- マッサージ
- カフェ
などなど。社食だと割と安く食べられます。
ビルの外に一歩も出ずに、普通にビル内ですベて完結することができます。良いのか悪いのか分かりませんが、用意のいいところだと心療内科なども完備しているケースもあります。
上が詰まっている
中高年よりは若年層の方が順応性があるのだし若年層の機会を確保するために中高年に変化を強いることは全体最適ではない。機会という点じゃ今後の大企業は上が詰まって出世は難しく、レガシーコストに苦しむんだから、新産業育成が筋。今の生涯賃金で新卒を議論するのは取らぬ狸
— 楠 正憲 (@masanork) September 5, 2010
6つ目は、「上が詰まっている」です。
たくさんの従業員がいますが管理職などの数は決まっており、そのポジションの人が辞めることも降格することもほぼないので、必然的に昇進待ちをしている人が多いです。
実力主義に移行していきそうな感じもありますが、まだ年功序列はあるかなという感じです。
ですので、相当な実力と運がないと、昇進していくにはかなり厳しい環境と言えます。
社内で派閥がある
大企業になればなるほど先輩やらOBといったものに忖度という形で振り回され縛られる。このままいくと駄目になるとわかっていながらうまく辻褄をあわせ、姑息な手段で延命をはかっていく。しかもその派閥同士が足の引っ張り合いをしているので成長が益々鈍化し優秀な社員はその状況からおさらばする。
— なまぐさ坊主 (@namagusaboodu) February 8, 2020
7つ目は、「社内で派閥がある」です。
従業員の数が増えてくると、どうしても社内派閥ができがちです。多いのは同じ出身の学校ですね。合併を繰り返している会社だと、出身会社でも派閥ができやすいです。
もしゴリゴリに出世していきたいのであれば、入る派閥は結構シビアに見定めた方がいいです。特に社長が所属している派閥はかなり強いです。
普通にアナログ
東証一部上場企業のある製品のマーケティングに関わってるんですが。
大手企業でも、マーケティングがアナログなところはアナログですね。
資料を郵送して、「届いてますか?」ってテレアポを未だにしてる部隊もあって。
リソースがあるからできる手段なのではないかとも思えますが。。
— 小林基樹@管理会計×マーケ (@BCsuginami) February 27, 2020
8つ目は、「普通にアナログ」です。
いまだに紙での処理も多いですし、郵送で手続きをするケースもあります。あとはパソコンのスペックが低いものが多かったり、古いパソコンをずっと使っているケースもよくありました。
そのアナログゆえか分かりませんが、やはりデジタルというかITに弱い人が一定数います。
同期をほぼ知らない
内定式と立食パーチー終わリンゴ。さすがに内定者520人とか同期多すぎてやばみ。大企業すぎんだろうちの会社
— Do-EN@新社会人 (@fujisawaend1725) October 1, 2017
9つ目は、「同期をほぼ知らない」です。
大企業だと、普通に何百人単位で毎年新入社員が入ってきます。同期が何百人もいたら全員と話せるはずもなく、「あれ?同期だったの?」と話して初めて同期と知るケースもあります。
部署異動は割と運
大企業の異動ガチャや人格者の下に配属してくれるか、とか実力じゃどうにもならない普通なら運任せになることを自分の行動でどうにかできるんだよ? ましてや、多くの女性がやりたがらないところやったら私がもっと運任せなことを自分に引き寄せれる。全然よしよしする。#おちんちんよしよしあるある
— i (@itscrazyhowmuch) December 13, 2018
10つ目は、「部署異動は運」です。
もちろん実績をガンガン残して、異動を出す分には通りやすくはなりますが、結局のところ運も大切になってきます。異動したい部署のイスが余っているとは限りませんからね。
部署異動で悩まれている方は、別の記事で詳しく解説していますのでよかったら読んでみてください。



今回は、大企業のあるあるについて解説してきました。おそらく大企業(特に日系)に勤めたことのあるひとは共感する内容になっているはずです。
結局は大企業でも中小企業でもベンチャー企業でも、どこも一長一短です。今回の大企業あるあるを見て、大丈夫そうなら大企業を目指してみるというのもいいかもしれません。
少し違うなと思った場合は、思い切って大企業以外に転職するというのも手です。ただ不安だと思いますので、キャリアのプロに相談しておいた方が失敗しません。ぜひ一度話を聞いてみてください。
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今回は以上!