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大企業勤務が幸せと思うのは幻想です【元大企業勤務の私が解説!】

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悩む人
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将来も不透明だし、今の会社よりも安定している大企業に転職してみようかな。
でも、大企業で働くことって本当に幸せなのかな?大企業で働くことの実態を知りたい。

今回はこんなお悩みにお答えしていきます。

本記事の内容

・大企業が幸せと思われる理由は?
・幸せの定義は人それぞれ【大企業病は危険】
・大企業で働くのは本当に幸せなのか【実体験】
・キャリアの判断は冷静に【本質をみよう】

【この記事を書いた人】

大企業で働けることって、ステータスになりますし幸せになれそうな感じがしますよね。

時代がかなり変わってきて、今では昔よりも「大企業神話」がなくなってきていることは実感できます。

しかし、相変わらず就職の人気ランキングでは大企業ばかりが並べられています。

 

確かに周りもそう言うし、とりあえず大企業を目指しておけば間違いないかなと思ってしまいます。現に私もそんな軽い気持ちで大企業への就活を行っていました。

しかし、大企業に入社できれば最良な人生なのかというと、そういうわけでもありません。

今回は大企業に入れば幸せなのか?に焦点を当てて解説していきます。

 

前半では大企業が幸せと言われることについての解説をしつつ、後半ではそもそもの幸せについてや大企業での実態を解説していきます。

この記事を読み終えることで、大企業で働くことの意味を客観的な目線で見れ、自分なりの幸せを理解できるようになるはずです。

では、さっそくいきましょう!

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大企業が幸せと思われる理由は?

結論から言うと、大企業勤務が幸せというのは完全に幻想です。

「大企業に入れば幸せになれそうかも」という風潮がありますが、そもそもなぜそんな風に思われるのでしょうか?

ここでは、大企業が幸せと思われる理由について解説していきます。

ブランド力

大企業とも言われる会社だと、有名なCMをたくさん出しているところも多いですし、誰もが一度は聞いたことのある企業名であることが多いです。

つまり、社会的にブランド力があって信頼があるわけですね。

この企業のブランド力があると、何かと信用されることが多いです。知人や合コンで会社名を言えば感心されますし、クレジットカードやローンの審査にも通りやすいです。

その信頼性から、社会的地位があると幸せに近づける気がしますよね。

ブランド力はただ会社の価値であって、あなたの価値ではありません。そこは間違えないようにしましょう。

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安定性

最近だと大企業もリストラや倒産してくる時代になってきましたが、相変わらずの安定感はあります。

突然会社が倒産したり、給料が払われなくなったり、クビになったりということの可能性はかなり低いです。そりゃあ、毎日職がなくなることに怯えながら過ごすのは誰だってしんどいですよね。

その安定性が心の余裕を生み、幸せに繋がっていくような気がしますよね。

大企業での安定感はありますが、個人スキルを磨きにくい環境ではあります。そういう意味では安定ではないのかもしれませんね。

給与

どんな企業で務めるにも、気になってくるのが給与ですね。

大企業では給与が高く設定されていると思われがちです。確かにマネージャークラスになれば、1000万円は普通に超えていきます。

もちろん、お金はないよりはあった方がいいに決まっているので、給与が高いと幸せに繋がってきそうですよね。

平均年収は高めのところが多いですが、その年収になるための昇進速度は遅いです。

福利厚生の充実

大企業の場合、福利厚生は充実していることが多いですね。

  • 住宅補助
  • 交通費
  • 健康診断
  • ジム
  • 旅行

などなど。ここらへんの負担や補助を会社がしてくれます。

 

もともと福利厚生とは、社員が安心して業務に取り組めるようにするために導入されているものになります。

大企業ほど余裕があるので、福利厚生が充実していることが多いです。様々な特典を無料で受けることができるので、幸せに繋がりそうですよね。

福利厚生の種類がたくさんある場合が多いですが、使い勝手が悪かったりすることも多いです。小さい会社の方が種類は少ないですが、融通が効くことが多いです。

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幸せの定義は人それぞれ【大企業病は危険】

幸せは人それぞれ

上記の大企業での働きを考えると確かに幸せに近づけそうです。ですが、そもそも幸せの定義というのは人それぞれです。

幸せに絶対はない

大企業に入ったら幸せなのか?という質問に対してだと

幸せとは限らない

というのが結論です。

 

世の中には絶対解はありません。「〇〇をしたら絶対に100%こう!」ということはありえないのです。

幸せについても同じで、幸せというのは人それぞれなので、絶対的に大企業に入れば幸せになれるということではありません。

大企業に入って幸せそうにしている人もいれば、まったく幸せそうじゃない人もいます。現に私は全然幸せではありませんでした。

 

もしかしたら、安心や安定が好きな人は大企業で幸せになれるかもしれませんし、逆にもっといろいろチャレンジしていきたいと人は大企業では不幸になるかもしれません。

ですが、人それぞれで終わってしまうと何も解決しないので、ざっくりとの幸せの分類について解説しつつ、自分の幸せの方向性を解説していきます。

マズローの五段階欲求から考える

「マズローの欲求5段階説」とは、心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階に理論化したものです。

人間には5段階の「欲求」があり、1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を表しています。この観点から幸せについて考えてみます。

マズローの五段階欲求

出典:ferret

このマズローの五段階欲求をもとに考えるなら、現代では「社会的欲求」まではほぼどこでも叶ってきています。順番に解説していきます。

生理的欲求

一番原始的で下の欲求が「生理的欲求」になります。これは生きていくために必要な基本的な欲求です。

例えば

  • 睡眠
  • 食欲
  • 性欲

などですね。

これらが満たされないと人間として生きていくことができません。本当に必要な欲求ですね。

安全欲求

次が「安全欲求」です。安心・安全と思えるような環境にいたいという欲求ですね。

昔は危険がたくさんありました。

戦争もありましたし、餓死するといったこともあったので、生存するために安全の欲求が人間にはあります。

社会的欲求

次に「社会的欲求」です。

友人や家庭、会社から受け入れられたい欲求を指します。

集団への帰属や愛情を求める欲求であり、「愛情と所属の欲求」あるいは「帰属の欲求」とも表現されます。

承認欲求

次に「承認欲求」です。

他者から尊敬されたい、認められたいと願う欲求を指します。

名声や地位を求める「出世欲」もこの欲求の1つに当てはまり、外的部分を満たしたい第3段階までとは異なり、内的な心を満たしたい欲求へと変わります。

また、こちらは第3段階における「帰属」の欲求が前提となっており、他人からの賞賛を求める欲求はその後の自然な行為とみなすことができます。

自己実現欲求

最後に「自己実現欲求」です。

自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求を指します。

潜在的な自分の可能性の探求、自己啓発行動、創造性の発揮などを含み、自己実現の欲求に突き動かされている状態となります。また、第5段階だけはこれまでの欲求とは質的に異なっているとされています。

欲求の段階が高いことが幸せなのかもしれない

マズローの五段階欲求について解説してきましたが、この欲求が高い段階まで満たされていると幸せに近づいていると言えるでしょう。

この欲求が大企業で働くと上位まで満たされるかというと、そういうわけではありません。

他の企業で働いたとしても、承認欲求や自己実現欲求はかなえることができるはずですし、大企業で下位の欲求までしか満たせない人もいます。

 

自分で道を考える。

このマズローの五段階欲求にしたがって、考えると自分が選ぶべき道が見えてくるはずです。

自分の次の欲求はどこを目指していて、どうすればその欲求に近づけるのか考えてみましょう。

大企業で働くのは本当に幸せなのか【実体験】

最後に、私が大企業で働きながら見てきた目線から解説していきます。

体感的にはわずか

これはどこの企業でも同じかもしれませんが、体感的には幸せそうな人はごくわずかでした。

安定もあり給与も高い役職もちの人も見てきましたが、みんな忙しそうにしており心から幸せそうだなあと思うことはありませんでした。

どっちかというと考える暇もなく、いつも何かに追いかけられているといった感じです。ハムスターが回し車をずっと走っているような感じです。

安全欲求で止まっている

マズローの五段階欲求に当てはめると、2つめの「安全欲求」が満たされている段階で終わっている人が多い印象です。

安定や安心を追い求めているけれども会社への帰属意識などは薄いので、そこで止まっていることが多いです。

もう一段階上の「社会的欲求」を満たしていくためには、大企業というようにひとくくりするよりも、自分が働きたいと思えるような会社で働くことが大切です。

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周りからの評価や見栄で、働く場所を決めてしまうのは危険です。

きちんと自分で冷静に考えて見極めることが必要になってきます。

結局は合う合わない

結局のところ幸せに働けるかどうかは、自分に合った会社かどうかによってきます。

もちろん、他にも様々な要因がありますが、大部分は合うか合わないかで決まってきます。

大切なのは自分に合う企業を見極めることです。

周りからの評価は気にしない

自分で判断したり見極めるのも大変ですが、ここで周りからの評価などを気にするとドツボにハマっていきます。

大企業というステータスやブランド力って、結局は周りからの評価で決まります。

その周りからの評価ばかりを気にしていると、いつまで経っても自分らしく働いていくことができません。

分からないならアドバイスを聞いてみる

悩む人
悩む人

自分に合う企業を見極めることはわかったけど、なかなか難しい・・・

そういった場合は、キャリアのプロに相談してみるのが一番です。自分だけでずっと考えても煮詰まっていいアイデアは出てきません。

そこで無駄に時間を使うぐらいなら、キャリアのプロにアドバイスを求めてみましょう。

 

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まとめ:大企業が絶対ではない

さて、今回は大企業で働くことが幸せなのかについて解説を行ってきました。

簡単に振り返っておきます。

まとめ

・大企業が幸せになれそうなイメージはある
・実態としてはそういうわけではない
・幸せの定義は人それぞれ
・物事に絶対はないので、自分に合う企業を見極める
・自分で考えるだけでも煮詰まるのでエージェントに相談

 

結局、自分の価値観や軸にどれだけ沿っていけるかがカギになってきます。

安心・安全までは誰でも手に入れられる時代になりましたが、その上の「社会的欲求」や「承認欲求」を満たして幸せになるためには、自分という存在を理解して適した方向に進めていく必要があります。

誰もが異なった価値観を持っているので「大企業に入れば幸せかも」という幻想は捨てるようにしましょう。大事なのはあなたの価値観が何かです。

 

自分の価値観や軸と今の環境が異なっていると思うなら、それは環境を変えるタイミングです。一度転職エージェントに相談してみるといいですよ。

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今回は以上!

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理系大学院➡︎IT系大企業➡︎5%の優秀評価➡︎燃え尽きうつ病➡︎起業で月間売り上げ400万円➡︎新規事業失敗➡︎自己破産➡︎AI系ベンチャーに転職➡︎新規事業責任者とよく分からない人生を送っています。 当ブログでは私が人生で学んできたことを踏まえて、主に若手サラリーマンのキャリアや人生に役に立つ情報を発信していきます。 ▼詳しいプロフィールは こちら ▼お仕事の依頼やキャリア相談などは こちら