引越しすることになったんだけど、思ったよりも賃貸契約の初期費用かかるなあ・・・
なんとか賃貸契約の初期費用を抑える方法を知りたい。
今回はこんなお悩みにお答えしていきます。
・賃貸契約の初期費用を抑えられる内訳項目
・【補足】交渉の余地がある項目
・賃貸契約の仕組み【意外と知らない】
・賃貸契約の初期費用に関する注意点
転職や転勤などで経験するのが引越しですが、けっこう賃貸契約の初期費用が高くて困ってませんか?
私は何回も引越しはしていますが、毎回「高いなあ・・・」と思いながら引越しをしていました。普通に数十万円はしますからね。
新しい生活にワクワクはするけど、毎回高い初期費用でテンションが下がってしまってはもったいないです。
私は不動産投資も行っていて、そこの賃貸事情には詳しくなってきました。そのおかげで損をすることなく、賃貸契約の初期費用を下げることができるようになっています。
なので、今回は賃貸契約の初期費用を少しでも抑える方法を解説していきます。
この記事を読み終えることで、賃貸契約や引越しの初期費用を抑える方法を知って得することができます。
では、さっそくいきましょう!
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賃貸契約の初期費用を抑えられる項目

結論から書いていくと、誰でも賃貸の初期費用を抑えられる項目はいくつかあります。
ただ、どうしても抑えることができない項目もありますので、費用を抑えられる項目と方法について解説していきます。
仲介手数料
仲介手数料として、家賃の1ヶ月分〜3ヶ月分を請求してくる業者も結構多いです。
ただ、原則として仲介業者は入居者から0.5ヶ月分しか受け取ってはいけないということになっています。
裁判でも認められた事例がある内容ですので、正当な権利になります。
そもそも、家主(オーナー)から仲介手数料や広告料をもらっていますからね。ここも堂々と交渉して、仲介手数料を安くするようにしましょう。
仲介手数料が安い業者を見つけるのが面倒な場合は、ietty(イエッティ)がおすすめです。

安心サポート
都市部の賃貸に多いかと思いますが、「24時間安心サポート」とか「安心入居サポート」などのトラブルの安心サポートサービスあります。
契約書にしれっと書かれていることが多いので、必要不可欠なサービスだと思っている方も多いと思います。
ただ、この手のサービスは契約する義務はありません。
これって加入が義務になってるんですよ〜!入らないと入居の契約はできません。
と言われたとしても無視してください。法律で安心サポートに入るという記述はありません。
つまり、あくまでも任意のサービスです。無駄なことも多いので、「不要なので契約から外して欲しい」と伝えるようにしましょう。
火災保険
多くの方が、契約書の中で火災保険会社を指定されているかと思います。
業者側から指定される火災保険はほぼ割高なので、これも不要ということを伝えましょう。
※割高なのは、火災保険会社と提携しているからです。
火災保険は必ず入る必要がありますが、どの火災保険会社と契約するのかは入居者の自由です。
必要最低限の保険であれば、かなり安く契約することができます。
害虫駆除・抗菌・室内消毒
「害虫駆除費用」や「抗菌」、「室内消毒」などの項目が入っていることも多いです。
まったくの不要なので、外してもらうようにしましょう。そもそもが、きちんと実行されているのかも怪しい項目です。
2018年に、札幌で不動産仲介業者の店舗がガス爆発した事件がありました。原因は消臭スプレーなのですが、これが害虫駆除という名目の正体です。
つまり、そもそも害虫駆除なんてやっているか怪しいですし、やっていたとしても消臭スプレーをかけるぐらいということです。
書類作成費
あまりないかもしれませんが、「書類作成費」といった項目が入っているケースがあります。
もう、まったくの無駄な費用です。
書類の作成なんてたかがしれてますし、そもそも仲介手数料に含まれていないとおかしい項目です。業者のお小遣い稼ぎに追加されているケースがほとんどですので、しっかりと断るようにするといいですよ。
【補足】交渉の余地ありの内訳項目


今まで書いてきた項目は、基本的には入居者側に権利があります。
それだけでなく、交渉できる項目もありますので解説していきます。
家賃
家賃は仲介業者というよりも、家主(オーナー)との交渉になります。
私もそうなのですが、基本的には早く入居して欲しいんです。家主からすると、部屋が空室になっているのが一番イヤな状態だからですね。
なので、交渉する余地は全然あります。仲介業者に家主に家賃を下げて欲しいと伝えるようにお願いしてみましょう。
できるだけ、周囲の家賃相場や今後は長く住む予定などの交渉材料やメリットは用意しておくといいですよ。
礼金
これも同じく家主(オーナー)との交渉になります。
できるだけ相手のメリットになるような材料を準備しておきましょう。
知っているか知らないかで、お金を支払う金額が全然変わってきます。早めに知識をつけないと損をする一方なので、勉強していくといいですよ。






賃貸の簡単な仕組み【意外と知らない】


賃貸契約の初期費用を抑えられる項目について解説してきましたが、そもそもの賃貸の仕組みを知っておいた方がやりやすくなります。
詳しく解説しているところはたくさんあるので、ざっくりと解説していきます。
賃貸契約の仕組み
賃貸契約の仕組みは、以下の図のようになっています。
登場人物としては
- 入居者
- 仲介会社
- 管理会社
- 大家(オーナー)
になります。
意外と知らない人も多いですが、賃貸というのは入居者からすると3人の相手と手続きを進めていくことになります。(基本的には仲介業者ですが)
仲介と管理が一緒の会社だったり、大家(オーナー)が管理業務を行ったりといったケースもありますが、基本的には上記の場合が多いです。
悪さをするのは2つ
大家(オーナー)が悪さをすることもなくはないですが、初期費用が高くなっているほとんどの原因は
- 仲介会社
- 管理会社
の2つです。
不動産業界自体ブラックボックスな部分が多く、入居者からすると何が正しくて何が間違っているのかが分かりにくいんですよね。
とにかく、初期費用が高く見積もられている場合は、上記の2つを疑えば問題ありません。
賃貸契約の初期費用に関する注意点


いろいろ書いてきましたが、何でもかんでも強気に交渉すればいいというわけでもありません。
注意点について解説していきます。
堂々と交渉する
業者に何かを指摘したりオーナーと交渉してみたりするのって、最初は少し勇気がいるかもしれません。
怒られたらどうしようとか、もう契約しないとか言われたらどうしようって思うかもしれません。
ただ、堂々と伝えるようにしましょう。別にクレームをつけているわけでなく、正当な権利を伝えているだけです。
できる限り記録を残す
残念ながら口頭では良いことだけ言っておいて、こちらの要望を無視する業者もたくさんいます。
歩合制の給与のところも多く、とにかく契約数を増やすことに注力している人も多いです。不動産はそんなカオスな業界でもあります。
なので、メールで文面の記録を残すか、録音して証拠を残しておきましょう。契約してしまった後は証拠がなければ、こちらからは何もできなくなってしまいます。
業者はいくらでもいる
ふざけるな!こっちも商売でやっているのに、難癖ばかりつけやがって!もう契約は破棄させてもらう!
なんて言われたら
分かりました!ありがとうございました!
と言って、別の業者を探しましょう。
仲介業者なんていくらでもいますし、見ている物件のデータベースも共通です。仲介手数料も安く、初期費用を抑えるようにしてくれる業者に頼むのが一番いいです。
複数の業者に見積もりする
面倒かもしれませんが、見積もりは複数の業者にするようにしましょう。
複数の見積もりを出さないと、相場も分かりませんし交渉材料の用意もできません。まずは複数の見積もりを出しましょう。
結局、持っている物件はどこも一緒なので一番安いところでいいです。
まとめ:初期費用は抑えれる
さて、今回は賃貸契約の初期費用を抑える方法について解説してきました。簡単に振り返っておきます。
【賃貸契約の初期費用を抑える項目】
・仲介手数料
・安心サポート
・火災保険
・害虫駆除・抗菌・室内消毒
・書類作成費
【交渉の余地がある項目】
・家賃
・礼金
・正当な権利を主張しているだけなので、堂々と伝えるようにする
・無茶苦茶な業者も多いので、記録はしっかり残しておく
・知っているか知らないかで損をするかどうかが決まる
最近は少しマシになってきましたが、いまだに不動産業界はブラックボックスな部分が多いです。
つまり、消費者をうまく丸め込むことがいくらでもできるということです。
本当に知識をつけていかないと、ずっと損をし続けることになります。
非常にもったいないので、お金の勉強もして騙されたり損をしないようにしていきましょう。



今回は以上!