頑張って働いているけど、上司の方針が気に食わないしいつも自分の意見と食い違う・・・
理不尽な命令もしてくるし・・・
どうしても上司に不満がある。こんな時の解決方法を知りたい。
今回はこんなお悩みにお答えしていきます。
・上司への不満を解決する方法【準備編】
・上司への不満を解決する方法【実践編】
・不満になりやすい上司の特徴5選
・部署異動を出すのもOK【自由です】
・自分のキャリアを本気で考える
上司への不満って、減ることはなく溜まる一方だったりしますよね。
仕事をしていく上で避けて通れないのが「上司」ですよね。会社員でいるかぎり、いくら役職が上がってもその上の上司がいます。
社員であれば上にマネージャーがいるでしょうし、マネージャーであっても部長や社長がいます。その社長であっても株主などはいるわけですね。
そういった上司への不満を解消させたり上司とうまくやっていくスキルは、会社員でいる以上必須のスキルといってもいいでしょう。
なので、今回は上司への不満を解決する方法を解説していきます。
この記事を読み終えることで、上司への不満が解消されて明るい仕事生活になっていくはずです。
では、さっそくいきましょう!
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上司への不満を解決する方法【準備編】

上司への不満を解消するためにもどんどん行動した方がいいですが、その前に準備をすることも必要です。
不満を解決するための準備について解説していきます。
冷静に状況を見極める
上司への不満などは、いっときの感情ではないかを冷静な時に考えましょう。
会議で何かを指摘されたり理不尽なことを命令されると、その場では感情的に不満を抱いてしまったりするものです。
いっときの感情であれば、すぐに過ぎ去るので問題はありません。しかし、ずっと不満を感じているようでは問題です。
まずは、一過性のものかどうかの確認をするといいですよ。
自分でどうにかできるものか
上司に不満があるとしたら、一番手っ取り早いのは上司が変わることですよね?
しかし、上司はあくまでも自分以外の他人です。
前提として、絶対に他人を思惑通りに動かすことはできません。他人は他人の人生を送っていますし、自分は自分の人生を送っています。
小手先のテクニックなどはありますが、基本的には他人を思い通りに動かすことはできないということだけ頭に入れておきましょう。
影響の輪と関心の輪
世界的ベストセラーである「7つの習慣」では、「影響の輪」と「関心の輪」があると言われています。
出典:フランクリン・プランナー
「影響の輪」とは、自分の取り組みや態度のことです。つまりは、自分でどうとでも変えられることです。
- 仕事に取り組む態度
- 自分の仕事の管理
- 時間の管理
- やる仕事の選別
などですね。
逆に「関心の輪」とは、
- 上司の態度
- 過去の失敗
- 評価のされ方
- 他部署の予定
などになります。
つまりは、自分でコントロールできる範囲以外のことに対して文句を言っても仕方ないということです。
上司への不満を解決する方法【実践編】

さて、準備はできましたか?
ここからは実際に上司への不満を解消するための、実践編を解説していきます。
素直に伝えてみる
結局のところ、しっかりと言わないと相手には何も伝わりません。
日本では「空気を読む」といった文化がありますし、相手の言いたいことなどを察するといった風潮があります。
良いことでもありますが、どれだけ親しい仲でも何も言わずに全てが伝わるということはありえません。
いくら悩んでも、ちゃんと伝えないと何も始まりません。勇気を持って、一度は素直に伝えてみるようにしましょう。
伝えるなら具体的に
上司は理解していないかもしれませんが、あなたは上司の何が問題で不満を感じているのかわかっているはずです。
例えば
- 指示をする時は具体的にしてほしい
- 承認スピードは早くしてほしい
- 上層部だけでなくチームをしっかりと見てほしい
などなど。
上司の不満と思っている部分を、率直に具体的に指摘してみましょう。まともな人であれば、自分のことをちゃんと振り返るはずです。
ただ、あまりにケンカ腰で言ってもダメなので、しっかりと相手とのコミュニケーションを取って進めていくようにしましょう。
ヒアリング
よく理解できないことを言われると不満がたまりますよね。
上層部からの指示や意見を履き違えて解釈していたり、本当に意味があるのかという内容を指示されることもあります。
本人も深く考えていないケースがあるので、ヒアリングの深掘りをしていきましょう。
例えば
- それは何が目的なのか?
- 上層部の意見を私はこう解釈したけど、どう思うか?
- それをやる必要性は本当にあるのか?
などなど。
無能な上司からの意見や指示を、真に受けていてはいけません。こっちから、深掘りをしていって、上手くフォローしていくようにしましょう。
自分で結果を出す
上司がよく分からない指示や意見ばかり言う時は、完全に無視して自分の方法で仕事をしましょう。
指示と違うことに何かを言ってくるかもしれませんが、結果を出せれば問題ありません。
いろいろ考えて、不満な上司を上手く動かしていくことも大事ですが、仕事で結果を出すのが一番早いです。
結果が出て上層部からも指摘がなければ、上司も黙るしかありません。
距離を置く
あなたが、ずっと無能な上司を上手くフォローしていくのも大変です。
無能な上司が改善しないようであれば、自分から距離をおくようにしましょう。上司なので完全に距離をおくのは難しいですが、ある程度の距離はおくことができるはずです。
必要な時だけコミュニケーションをとり、それ以外はできるだけ接しないようにしましょう。
接する時間が減れば、自分の仕事に集中する時間も増えていきます。
上層部への相談
無能で害がない上司なら、そのままやり過ごしてもいいですが、周りやチームに悪い影響を与える場合もあります。
そうなった場合は、上司の上層部に相談してみるようにしましょう。なかなか相談しづらいかもしれませんが、まともな上層部であれば話は聞いてくれるはずです。
そもそも、無能や有害な上司は必ず悪い噂が回っているものです。上層部も耳に入っていることがあるでしょう。
現場から直談判されれば、上層部も何もしないわけにはいきません。特に自分の実績を作って、影響力を大きくしておくと、この相談の話も通りやすくなります。
そのためにも、無能な上司から離れつつ、自分の実績は築いておきましょう。




不満になりやすい上司の特徴5選


上司としてレベルの低い人であれば、誰でも不満を抱いても仕方ありません。
不満を抱かれやすい上司の特徴を解説していきます。
1.話を聞かない
まずは「話を聞かない」です。
無能な上司は、自分の考えや意見が正しいと思っているので、特に部下や年下からの意見を聞き入れません。
ただ、上層部からの意見はすんなりと受け入れるなんて人も多いです。
2.視野が狭い
次は「視野が狭い」です。
みんなから不満に思われる上司ほど、短期的な目線で視野が狭い考え方をします。
部署全体や会社全体での成長をどうすればいいのかや、周りの人も納得する一番いい方法などを考えずに、自分だけに焦点があたっている人も多いです。
物事の本質を考えずに、目先の利益だけ考えるということですね。
3.意見がコロコロ変わる
次は「意見がコロコロ変わる」です。
別に意見が変わること自体は悪いことではないですが、会う度に意見が変わっているという人もいます。
もちろん、市場や会社状況によって柔軟に方向を変えていく必要がある時もあるでしょう。
ただ、優秀な上司は根本的な軸の部分は変わらなかったり、意見が変わったとしても必ず理由などを説明してくれます。
コロコロ意見が変わるということは、自分で深く考えていないか、上層部のいいなりになっている無能なケースが多いです。
4.感情的
次は「感情的」です。
時には感情的になってしまう時はありますし、熱い気持ちが抑えられない時もあるでしょう。ただ、結局のところビジネスは合理性の追求です。
冷静で合理的に考えていく必要があります。なので、いつも感情的に怒鳴っていたり、喜怒哀楽が激しい上司は不満を抱かれやすいです。
周りに害を与える上司は、このケースが多いので気をつけましょう。
5.プライドが高い
最後に「プライドが高い」です。
ある程度のプライドはあってもいいですが、異常にプライドが高い上司は無能の場合が多いです。
プライドが異常に高いということは、自分のやり方などに固執しているということです。様々な変化が早い今の時代で、やり方は正しいとは限りません。昔のやり方などに固執している上司には注意です。
本当に優秀な上司は、柔軟的で謙虚なケースが多いです。
部署異動を出すのもOK【自由です】


自分でいろいろ動いてみても、なかなか改善が見込めない時もあります。
そんな時は思い切って、周りの環境を変えていくようにしてみるのがいいですよ。



部署異動の申請は権利
変えていくために行動するのは大切ですが、しんどくて自分が病んでしまうぐらいなら思い切って部署異動を申請してはどうでしょうか。
部署異動を申請するのは少し言いづらいかもしれませんが、ちゃんとした権利なので使わないのはもったいないです。
- 何が不満で
- 移動先の部署ではどんな貢献ができるのか
を明確にして申請をしましょう。
他部署では空気が違う
大きな会社になるほど、部署が変わるだけでかなり雰囲気や方針が変わります。
実際に私も部署異動をしたことが何回かありますが、本当に雰囲気は違いましたので転職したような気分でしたよ。



【注意】実績や評価ポイントは必要
もちろん部署異動の申請をすることはできますが、本当に異動を叶えてくれるのかどうかは今までの実績などがポイントになってきます。
- 実績があり高評価のAさん
- 実績もなく低評価のBさん
あなたが上司なら、どちらを優先的に部署異動させてあげたくなりますか?
「Aさん」ですよね。
異動は上司同士の話し合いになることも多いです。そんな時に何の実績もない人を受け入れるのをどこの部署でも嫌がります。
実績は転職などでも大切になってくるので、実績は必ず築いていくようにしましょう。
自分のキャリアを本気で考える


上司にどうしても不満がある場合は、解決できるものは解決すべきです。
ただ、見方を変えれば自分のキャリアを見つめ直すチャンスでもあります。
上司への不満を乗り越えても今の会社で働きたいのか
そもそも、上司への不満を解決してまで今の会社で働き続けたいのでしょうか。
もちろん、簡単に解決策から逃げることはおすすめしません。しかし、今後も今の会社で働いていきたいのかは真剣に考える必要があります。
ゼロベース思考で考える
どうすればいいのかわからない時は、ゼロベースで考えるようにしましょう。
今までの記憶を持ったまま、過去に戻れるとしたらもう一度同じ会社を選びますか
「Yes」であれば今の会社で頑張っていきましょう。
「No」であれば、今までとは違うキャリアを考えていく必要があります。
サンクコスト効果に注意
埋没効果、サンクコスト効果、コンコルド効果とも言われますが、人間は意外にも合理的な判断ができないことが多いです。
例1:つまらない映画を観賞し続けるべきか
2時間の映画のチケットを1800円で購入したとする。映画館に入場し映画を観始めた。10分後に映画がつまらないと感じられた場合にその映画を観続けるべきか、それとも途中で映画館を退出して残りの時間を有効に使うべきかが問題となる。
- 映画を観続けた場合: チケット代1800円と上映時間の2時間の両方を失う。
- 映画を観るのを途中でやめた場合: チケット代1800円と退出までの上映時間の10分間は失うが、残った時間の1時間50分をより有効に使うことができる。
この場合、チケット代1800円とつまらないと感じるまでの10分が埋没費用である。この埋没費用は、この段階において上記のどちらの選択肢を選んだとしても回収できない費用である。
したがって、この場合は既に回収不能な1800円は判断基準から除外し、「今後この映画が面白くなる可能性」と「鑑賞を中断した場合に得られる1時間50分」とを比較するのが経済的に合理的である。
しかし、多くの人は1800円を判断基準に含めてしまいがちである。
つまり、今まで支払った時間や労力などのコストを、過大に評価してしまうということです。
確かに上司に不満があって仕事へのモチベーションが上がらない。だけど、頑張って入った会社だし今の役職も捨てがたいし・・・
こうなることに注意です。過去の労力はすべて省いて、ゼロベースで合理的に考えましょう。
自分のキャリアをデザイン
今では、転職が当たり前の時代になっています。「終身雇用」や「年金」が崩壊してきていますから、自分の市場価値を上げたいと思う人が増えるのも当たり前です。
周りに流されていれば、安泰に人生を過ごしていける時代は終わりました。
自分の頭で考え、自分の意志でキャリアをデザインしていく力が必須になっています。



試しに転職活動
試しに転職活動をしてみることをおすすめします。
転職活動をしてみると
- 自分の今の市場価値
- 今の自分はどのレベルの人材なのか
- どのレベルに転職できるのか
- 自分にどんな実績が必要なのか
- 求められている市場のレベルはどの程度なのか
などが分かってきます。
社外の市場を知っているのと知らないのとでは、今後のキャリアに雲泥の差が出てきます。
自分の現在地を知らないと、何もすることはできません。まずは現状を知るようにしましょう。
このままだと、何もできずに自分のキャリアを閉ざしてしまいます。
初めての転職におすすめのエージェント(登録無料)
※こちらも大手転職エージェント。サイト内の転職人気企業ランキングが便利。
大手転職エージェントのパソナ|丁寧な対応に定評あり
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まとめ:自分のキャリアを見つめなおそう
さて、今回は上司に不満がある場合の対処法について解説してきました!簡単に振り返っておきます。
・不満はいっときの感情でないのかは確認する
・あくまでも他人を思い通りに動かせないという前提
・しっかりと伝えることから始めよう
・距離をおいたり、部署異動するのもあり
・実績は必要なので、今後のためにも作ろう
・これを機に自分のキャリアをゼロベースで考える
・試しに転職活動をして現在地を知る
上司への不満がどうしてもあることってありますよね。
自分で解決できそうなことは、積極的にやっていく必要はあります。
ただ、それだけで解決できないこともありますし、そもそもそこまでして今の会社で働くことにこだわる必要はあるのでしょうか。
大きな目線で自分のキャリアを考えていきましょう。小さな目線で考えていると、いつの間にか自分のキャリアが終わってしまっているなんてことにもなりかねません。
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今回は以上!